こと防弾版の話で言うなら

零戦よりも陸軍の一式戦「隼」の方が徹底した軽量化が図られていたはずで、航続距離と運動性能を上げる代わりに防御に関してはほぼ切り捨てられているはずです。これもヒットアンドアウェーの戦術を指向してたが故の話だったりするわけですが。

しかし、この間千葉で飛んだ零戦は当たり前ですが、やはりミントコンディションのものではなくて、零戦の体を保っている別物だったんですね。調べてみると、エンジンまで当時のもので飛行可能なのはアメリカに1機残ってるだけのようで。まぁ、70年も前のものであれば仕方ないところでしょうが。むしろ、零戦もどきであっても数が意外に残っているのは僥倖でしょう。

零戦は戦局中盤以降から後継機の開発は始まっていたものの、前線での損耗が激しく生産が優先されたこともあって、開発が大幅に遅れたせいで結局圧倒的劣勢に立たされても改良型で乗り切らざるを得なかった事情があったりするんですよね。あとは、艦上戦闘機ながら肝心の空母が稼働状態になかったせいで、海軍も局地戦闘機の開発を優先させた事情があったりしたのも不幸だったでしょう。

ドイツの四号線車と似たようなもんですね。なまじ、基本設計がしっかりしていたせいで改良型で乗り切ることができた結果、後継機の生産が遅れたという。もっとも四号線車はパンターやティーガーのような名戦車が戦局中盤から投入されてはいますが。零戦は置き換えるべき後継機の「烈風」が終戦までに実験機が数機完成しただけで終わってしまったのとは対照的ではありますね。

by peugeot206ccs16 | 2017-06-11 02:07 | 感じたこと。 | Trackback | Comments(0)
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