この記事だと細かいことは


なんともわからない感じですが、言いたいことは「若い衆に仕事ができないヤツがいる」ってこと一択なんでしょう。

ただ、これってすごく主観的な部分があると思うんですよね。そもそも、仕事ができないとレッテルを貼る基準値がどこかにあるわけじゃないので、アンケートに答えた人の主観として「仕事できないヤツがいる」と感じてるだけなわけで。

で、この記事の上手いところは例えば、ひとつの会社の一部署に所属する人間からアンケートを取ったわけじゃなくて、広くいろんな業種からおそらく無作為に抽出した個人からアンケートを取っているはずなのに「周囲から仕事ができないと見られている」と断じているところ。実はアンケートに答えた人だけが「コイツ、仕事できない」と思ってるだけで、周囲は「ボチボチやってるんじゃない?」と判断している可能性をまったく排除しているんですよね。

まぁ、アンケートとしては有効なんでしょうが、この記事をまるっと鵜呑みにすると判断を間違える可能性がありますよね。

「受け身、自主性・積極性がない」が仕事ができない理由のトップになっているようですが、主体的、自主的に動ける積極的な人材を活かせる土壌がない会社って可能性もあるわけです。あとは、ロクに仕事のフローを教えずに放って置いている場合とか。教育しなきゃ使えない人材なんていらないなんて意見もあるようですが、仕事のやり方とお作法は会社によって違うので、最低限教えるべきです。

一番問題なのは、「改善しようという姿勢が見られない」と断じているんですが、その前に改善させる努力を回答者がしたかどうかがわからんってところでしょうかね。文句言うのは誰でもできるので、余剰人員になってる人間をいかに戦力化するかってのが上に立つ者の使命だと思うんですけどどうでしょう。

by peugeot206ccs16 | 2017-09-16 02:04 | 感じたこと。 | Trackback | Comments(0)