アライグマの本性って


たぶん意外に知られてないんでしょうね。

見てくれは確かにかわいいんです。野生のタヌキといい線いってるくらいかわいい動物だと思います。が、見た目とは裏腹に獰猛なんですよね。で、なまじ爪とか牙とか鋭かったりするんで、ヘタに捕まえて暴れられるとケガするんですよ。

まぁ、それだけなら別に遭遇したら逃げればいいだけの話なんですが、作物を食い荒らす害獣なんですよ。おまけに指定外来生物なので、繁殖が進むと在来種の他の動物の生態系を乱す可能生があると。

そんな、アライグマなんてその辺にいるもんじゃなかろう、と思う人も多いかも知れませんが、実は割とそこら中にいたりします。たぶん、輸入して飼育したはいいけれどデカくなってかわいくなくなって、おまけに獰猛な性格なので、手に負えなくなって捨てられた個体が繁殖して増えた結果だと思いますが。

ウチは田舎ではありますが、それなりに人も住んでいて自然と人工物が半々くらいのお土地柄。そんな場所でもアライグマがしょっちゅう捕まえられてるくらいなんで、もっと田舎に引っ込んだら一体どれだけいるんだ、ってことになりかねないと思いますね。

この大阪のおばちゃんは良かれと思って、おそらく動物好きの心が騒いで保護しちゃったんでしょうが、保護して野生に戻しちゃいけない動物ってところまで知識として持っていなかったようですね。

動物好きにはいかにも残酷な話に聞こえるでしょうが、動物園か好事家の個人にでも引き取ってもらえない限りは捕まったアライグマって記事にある通り殺処分しかないんです。害獣なので。むしろ外来種で生態系に影響を及ぼすので、日本から全頭駆逐されてしかるべき動物だったりするわけです。

これと言うのも、無責任に輸入してきたペット業者とこれまた無責任に買って飼育したものの、それを放棄して捨てた飼い主のせいです。

野良猫なんかより全然罪深い輩のせいだと思いますね。そういう意味ではアライグマも被害者ですから。

by peugeot206ccs16 | 2017-11-10 02:40 | 感じたこと。 | Trackback | Comments(0)