老後の資金を作る


って話で、どうして資産運用の話になっちゃうんでしょう。

まぁ、資産運用を始めるなら確かに40代からだって遅くはないでしょうが、その種銭を作るって話はどっか行っちゃってるんですよね。ワタクシのようなビンボー人はそもそも投資したくたって、投資する種銭がないんですから。

この手の資産運用話は、種銭ありきで話を進めているので、やれ株価がどうだ、投資信託がどうだって話に一方的になっちゃうんですが、まず種銭用意するにはどうすればいいのか、ってところから話を始めないと老後の資金もへったくれもないと思うんですけどね。

で、まぁ確かに長期的に見れば株価って下がりもするし上がりもするので、長く持っていればそれなりにいいこともあるんでしょうが、問題は歳くってから「金が必要だ」って段になって、株価が落ちていて元本割れしている場合。老後の資金を投資で増やして運用していくはずが、金が必要なときに都合良く株価が良い調子で上がっていて、売却益が出るなんて都合のいいことばかりが起こるわけないんです。

元本割れしていて、それでも金が必要だから損切りして金を作るって話になったら、老後の金を用意するも何もないわけで、20年かけて転がしてきた金が目減りしちゃうわけです。それって老後の金を用意したことにならんですよね。

手元に100万あります。んじゃ、1日馬券で転がしてみるか、っていう方がまだ儲かる可能性があるかも知れません。それに損は短期的で済むのでダメージが小さく済むはず。自分が働けなくなってからの金を用意するために投資で転がして増やしておくっていうのは説得力がありそうで、実は結構下策なんじゃないかと思うんですよね。

だったら、超低金利でも銀行に突っ込んでおいた方がマシです。銀行の破綻が不安とまで考えるなら、3メガバンクのどこかへ預ければいいでしょう。その3行ならまぁ破綻することもないでしょうから。銀行に突っ込んでおく分には増える分が本当に微少でも、元本割れすることはあり得ないので、確実なんですよ。損を覚悟で投資するよりまっとうだと思うんですが、どうでしょう。

by peugeot206ccs16 | 2018-02-19 00:49 | 感じたこと。 | Trackback | Comments(0)