35年前に発売されていたら


きっとヒットしたかも知れません。もっとも35年前には「ハイレゾ」という概念がありませんでしたが。というか、アナログ全盛期ですよね。

CDプレーヤーの発売が1982年なので、36年前のお話。この当時はアナログからデジタルへ転換するというだけでエポックメイキングだっただけに、ハイレゾなんて概念はまったくなかったわけです。レコードと違ってプチノイズはないし、CD1枚でレコードの両面が入るってだけですごかった時代です。

36年経った今、CDは相変わらず音楽メディアの主流ではありますが、カセットテープはとっくの昔に音楽メディアの主流から退場しているので、正直なところ「何を今さら」感がめちゃくちゃ強いですね。まぁ、アナログメディアなので、テープの性能ギリギリまで音楽信号を記録できるってメリットはありますが。

でも、カセットテープを使う人がほぼいなくなった今、カセットテープでハイレゾと言われても困るんじゃないですかね。CDはわからないでもないです。SACDを使わなくてもハイレゾ相当にアップサンプリングして再生するって話でしょうから、CDはまぁいいんじゃないですかね。

まぁ、こんな今さら感たっぷりなものを東芝さんは敢えてオーレックスブランドで出そうっていうんだから、狙ってる層は明らかに我々より上の層ですよね。カセットテープの資産をまだ持っているかも知れない層。オーレックスブランドを知らない人には「何ですか、それ」って話になっちゃいますしね。

本物のハイレゾ音源の再生にも対応しているようなので、お値段それなりなのかも知れませんが、まぁ付加価値としてはカセットテープの再生って弱いのでおそらく売れないでしょうねぇ。小売店も積極的に売りにくい商材じゃないですか、これ。

by peugeot206ccs16 | 2018-03-13 01:18 | 感じたこと。 | Trackback | Comments(0)