実は節約になりません


この記事は普段使いの「ちょっと出」にタクシーを使う方が節約できるよ、という前提で書かれていますが、本当にそういう用途で使っているならもしかしたら節約になるかも知れません。が、ワタクシのように通勤に車を「使わざるを得ない」人は全然節約になりません。

多めに見て片道2000円で、昼間のうちに帰ってくるなら往復4000円ですが、帰りは夜なので深夜割り増しで2400円くらいになります。これを1カ月20日出勤換算すると88000円です。で、それを12倍すると1056000円。どう考えても車を維持する方が安いです。

こういう人もいるっていう前提で「タクシーを使うと節約できるかも」という話をするならいいんですが、この記事はタクシーを使うと安く上がるっていう前提の元に書かれてるので、当てはまらない人はハナからガン無視なんですよね。それであたかも本当に節約できるかのように書くのはいかがなものかと思いますけどね。

ちなみにワタクシは軽に乗ってますが、車のローンとガソリン代、月の駐車場代を込みで約36000円しかかかってません。そのうち、駐車場代は会社からバス代としてふんだくっているので、実際はもっと低いランニングコストです。年間で見てもこれに税金が加わるわけですが、年10800円ですからね。もっと省燃費の軽だったらがっつり安くなってるはず。これでもタクシーを使った方が節約できると言い張れますかね。

だいたい、車の経費を5年乗ったとして5年でかかる金額を1年分に均すからおかしな話になるんですよね。年間にかかる金額はそれぞれの年で違うんだから、それぞれの年で比較しないとおかしいはず。もしかしたらタクシー使った方が安くなる年もあるかも知れないけど、車検のない年は実は車の方が安いとかって絶対あると思うんですよね。

で、滑稽だな、と思うのは仮にもフィナンシャルプランナーって肩書きを持ってる人が堂々と言い放ってること。タクシーはある程度固定で計算できますが、車は固定経費で計算できないですよ。それを固定するからあたかもタクシー安いじゃんと思わせる金額になるわけで。方便が上手くなってもFPさんで食えるならいい商売ですね、きっと。

by peugeot206ccs16 | 2018-05-20 02:45 | 感じたこと。 | Trackback | Comments(0)