いくつか理由はあるんでしょうが


そもそも「スト」って言葉は知っているにしても、実際に決行した例ってここ数年では限りなくゼロに近いんじゃないですか。それだけに、「スト」をしているってこと自体にインパクトはあったんだろうし、影響が比較的少ない自販機絡みのストだったってこともあって応援する声が上がったんじゃないですかね。

ワタクシがガキの頃は鉄道でも割とよくストしてたもんですけどね。インフラ関連のストライキは一番インパクトがあるし、何よりも一番他人に迷惑がかかるストだったりするんですよね。例えば鉄道がストをやったとして、JR東日本の路線が軒並み始発から動かなくなるって悪夢だと思うんですよね。しかも、何か支障があるわけじゃなくて人為的に止めているっていう時点で反感を買うこと請け合いでしょう。

水道や電気、道路にしたってそうです。ある時間から水道の供給が止まる、電気の供給が止まる、高速が不通になるとなると、どれだけの人に迷惑がかかるのか。やる側はそれを狙ってやってるんで、インパクトは大きければ大きいほど譲歩を引き出すという意味では有効なわけですが、巻き込まれる利用者にとっては悪夢ですよね。

その点、多少の不便はあっても自販機を止めるだけなので、被害は軽微だし、だからこそストしている側に共感して肩入れする人も多かったんでしょう。

もっとも、インパクトがデカいストだったとしても、共感される可能生はありますけどね。電車が止まれば会社だってタクシーで来いとか歩いて来いとか言わないでしょうから、強制的に休みになります。諸手を挙げて喜ぶ人も結構いるかも知れません。電気が止まれば仕事どころじゃないので、これまた自動的に休みでしょう。不便はあっても合法的に休めるので、それを良しとする人も多いかも知れません。ただ、もうストライキをするってこと自体が過去の遺物と化しているので、決行されることはないでしょうけど。

by peugeot206ccs16 | 2018-05-21 01:35 | 感じたこと。 | Trackback | Comments(0)