こういうのを見ると


こんなんができるんだったら、盛らなくていいからフツーの商品の値段下げろや、って思うんですよね。

原材料の一部とかあるいは内容物そのものを約5割増量するってコストが結構かかっているはずなんですよね。今だけ量を買うから安くしろや、ってことでタダみたいなコストで仕入れている可能性もゼロではないと思うんですが、本来なら増量分って必ず価格に反映されるはず。というか反映しないことには売れば売るほど赤字になるわけですから。

それを値段据え置きで増量するってことはどういうことかと言えば、2つ考えられるわけです。ひとつは上に書いたような増量する部分の仕入れコストを極端に下げる方法。もうひとつはそもそも増量して値段を据え置いてもまだ黒字になるほど低コストで作られているか。顧客に向けたキャンペーンではあるものの、赤字覚悟でこんなものをやるはずはなく、増してコンビニとなるとその組織形態から考えると、フランチャイズ契約している末端のオーナーが実質損をするような商品を敢えて売る理由がなく、本部としても損をするような商品を押して売る理由もないわけです。

で、原材料の仕入れコストを下げるって方法に関しては、今のご時世から考えるとなかなか難しいと思うんですよね。そもそも原材料が高くて値段に転嫁しないことには儲けが出ないから値上げラッシュが起こっているわけで。いくらボリュームでカバーするからとは言え、仕入れ側も黒字にならないといけないんだから、仕入れコストを下げるにしたって限界は当然あるはず。

となれば、考えられるのはひとつしかなくて、そもそも一定期間増量したってまだ黒字が出るほど低コストで作られているとしか思えないわけです。

だから増量なんてしなくていいから、元々の値段を下げてくれ、って話になるわけです。増量されて値段据え置きなら得したかも、って感じるでしょうが、表面的に払う金額が同じで量が増えているからそう見えるだけで、実際に消費者の益になっているかと言えば決してそういうわけじゃない、ってのが見え隠れしてるから別にうれしくも何ともないし、むしろ実勢価格自体が下がった方が結果的にちゃんと得している感があるわけです。

by peugeot206ccs16 | 2023-01-31 04:30 | 感じたこと。 | Trackback | Comments(0)